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ベルモット

ベルモット異読 ヴェルモット
名詞
1
標準
vermouth
文例 · 用例
アペリチーフは食欲を呼び覚ます酒――男は大抵エメラルド・グリーンのペルノーを、女は真紅のベルモットを好む。
岡本かの子 異国食餌抄 青空文庫
その時宅から持って行った葡萄酒やベルモットを試みに女中の親父に飲ませたら、こんな珍しい酒は生れて始めてだと云ってたいそう喜んだが、しかしよほど変な味がするらしく小首を傾けながら怪訝な顔をして飲んでいた。
寺田寅彦 海水浴 青空文庫
その二、三日前の夜にその主人が話しに来たとき自分も二十余年前の父の真似をして有り合せのベルモットか何かを飲ませたら、この男もやはりこんな酒は始めてだと云って喜んで飲んだ。
寺田寅彦 海水浴 青空文庫
寒さの隨分嚴しい晩でしたが、しつきりなしに喫かす煙草の烟や、Mのお母さんの心添への伊太利亞ベルモットの醉ひに、皆の顏は赤く染まり、何となく座が浮き立つてゐました。
南部修太郎 S中尉の話 青空文庫
「まあ待てよ……」 やがてグラスを取り上げて、ベルモットに咽喉をうるほしたS中尉は、てれ隱しにバスの聲を一聲かう張り上げたかと思ふと、勿體らしく話し始めました。
南部修太郎 S中尉の話 青空文庫
夜も大分|更けたと見えて、ふと足もとを見ると自分の影が恰でベルモットの壜のやうに細長く倒れてゐた。
牧野信一 センチメンタル・ドライヴ 青空文庫
もっとも焼酎とベルモット、ビールと白酒では同じ経験とも申されませんが、同種、同類、同価の酒を店で吐いて、家で飲んだとすれば、吐くと飲むとの相違があるだけで、舌の当りは同じ事だと見るのが順当だから、つまりこの男は同じ味覚の経験を繰り返した訳になります。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
アルコールに溶いた甘ったるい、赤黄色い火薬を、ベルモットの瓶に詰めて、塩と氷に詰めて冷蔵しておいたんだから、事によると酒と間違えて未亡人が喇叭を吹いたのかも知れない。
夢野久作 超人鬚野博士 青空文庫
作例 · 標準
「マティーニを注文する時は、ドライベルモットの量を少なめにしてくれるかな」
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ベルモットは白ワインに数種類のハーブや香草を配合したリキュールで、食前酒として親しまれている。
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カクテルのレシピ本を片手に、スイートベルモットとジンを混ぜて自家製のカクテルを作ってみた。
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