人肌
ひとはだ
名詞
標準
the skin (of a human being)
文例 · 用例
そんな風であるから、ともかくも彼が教育という事に無関心な仙人肌でない事は想像される。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
今はたとい足許が水になって、神路山の松ながら人肌を通す流に変じて、胸の中に舟を纜う、烏帽子直垂をつけた船頭なりとも、乗れとなら乗る気になった。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
湯上りの湯のにおいも可懐いまで、ほんのり人肌が、空に来て絡った。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
「一たい、おくさんのような、華やかなそして詩人肌の方が、また間違ってるかも知れんが、まあ、兎に角、どうして哲学なんかに縁がおありでしたな」今度は社会教育の参考資料にとでもいった調査的な聞き振りだった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
詩人肌とでもいうのでしょうかね。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
主人は京都の浄雪の門から出た昔気質の職人肌、頑固の看板と人から笑はれてゐた丁髷を切りもやらぬ心掛が自然その技の上にあらはれて、豪放無類の作りが名を得て、関東関西の取引の元締たる久宝寺町の井筒屋、浪花橋の釘吉、松喜、金弥などと云ふ名高い問屋筋の信用も厚く、註文引きも切らずと云つた状態であつた。
— 幸田露伴 『名工出世譚』 青空文庫
のみならず、追縋って染次が呼出しの手紙の端に、――明石のしみは、しみ抜屋にても引受け申さず、この上は、くくみ洗いをして、人肌にて暖め乾かし候よりせむ方なしとて、毎日少しずつふくみ洗いいたし候ては、おかみさんと私とにて毎夜|添臥…… ふくみ洗いで毎晩抱く、あの明石のしみを。
— 泉鏡花 『第二菎蒻本』 青空文庫
しかし、六尺豊な体躯を持っている赫顔白髪の老翁の太古の風貌を帯べる考えと多情多感な詩人肌の彼の考えと到底一致する筈がない。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
作例 · 標準
病気の子供を看病する母親は、常に自分の人肌で温めていた。
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凍えるような朝、温かい飲み物を人肌に温めて提供した。
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標準
warmth of the skin
作例 · 標準
彼は赤ちゃんの頃から、人肌恋しいとすぐに泣き出す子だった。
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長い海外生活で、故郷の人肌が恋しくなった。
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一人暮らしをしていると、時々人肌恋しくなることがある。
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