教勢
きょうせい
名詞
標準
文例 · 用例
中にも竹中奉行による浦上の焼き打ちと明治維新政府による浦上信徒総流罪とは、ほとんどこの村中のキリシタンを全滅させたかに見えたが、浦上が宗教史上世界に有名なのは、その迫害にも負けず、たちまち教勢を盛りかえして固い信仰を公表し、大正年間に東洋第一の教会を自力をもって建てたことであった。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
『至元辨僞録』卷三に蒙古時代に儒、道、耶、囘の四教師が各自に教勢擴張に力めた有樣を敍して、今先生(道家)言。
— 桑原隲藏 『創建清眞寺碑』 青空文庫
その上神父ビレラとイルマン二人とが加勢に来たことは、教勢の拡張に非常に役立った。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
四 河内飯盛地方の開拓 この事件は畿内における急激な教勢拡張の皮切りであって、この後矢つぎ早にいろいろな事件が起ったせいか、当時の最も近い報告書にも記憶の曖昧さを示すものがある。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
附近の島々では、著しく教勢を拡めることが出来た。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
その証拠は、会堂新築の仕事と共に、また新築の結果として、急激に教勢が高まって来たことである。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
強制なくして強制以上に教勢は盛んになって行ったのである。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
だから村重が教勢拡張に寄与したのは、比較的短かい間のことであった。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫