四十八手
しじゅうはって
名詞
標準
the 48 basic techniques
文例 · 用例
されば敵手の身体の何処を捕えて何処に力を加えるが有効かという四十八手の裏表には数学者のひねり出した力学上の原理が籠っている、力士は知らず識らずこの原理を応用しているのだ。
— 寺田寅彦 『相撲と力学』 青空文庫
更に四十八手を分析したら槓杆の原理のみならずあらゆる力学上の原理の応用が見つかるに相違ない、例えば体量の少ない力士が大きい敵手にぶつかる場合には速度の大小でどれだけの効果があるかという事あるいは敵の運動量を利用して強敵を倒す事など物好きな学者の研究によって明らかになりそうな事である。
— 寺田寅彦 『相撲と力学』 青空文庫
相撲が特有の国技である以上はどうか我国の学者の研究によって四十八手の力学を明らかにしたいものだ。
— 寺田寅彦 『相撲と力学』 青空文庫
傾城買の四十八手は、何一つ心得ぬことのない藤十郎様が、密夫の所作を、どなに仕活すか、さぞ見物衆をあっといわせることだろうと、夢中になっての高話じゃ。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
四十八手の裏表も彼に対しては桁が外れる。
— 出羽ヶ嶽その日その日 『怪物取組画譜』 青空文庫
「大分、こみ入ってますな」 南玉が、後方から、声をかけて「智慧がお入りなれば、上は天文二十八宿より、下は色事四十八手にいたるまで、いとも、丁寧親切に御指南を――」「うるさいっ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
この角力の記事には当時は必ず四十八手の絵がはいつてをり、この絵がひどく魅力であつたのを忘れない。
— 坂口安吾 『石の思ひ』 青空文庫
蜻蛉返りの四十八手が皆出来るんだよ。
— 魯迅 『村芝居』 青空文庫
作例 · 標準
相撲の決まり手には基本的な四十八手があり、力士たちは日々その技を磨いている。
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彼は土俵際で鮮やかな投げを打ち、相撲四十八手の一つである「下手投げ」を決めた。
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昔の相撲中継では、現在よりも多様な四十八手が頻繁に見られたという。
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標準
every trick in the book
作例 · 標準
彼は窮地に立たされると、あらゆる知恵を絞って四十八手の策略を巡らせ、切り抜けた。
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嘘をついて言い逃れるための四十八手を持ち合わせているような男だから、信用できない。
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彼女は客を喜ばせるための接客術を四十八手も心得ており、店一番の人気者だ。
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標準
the 48 basic sexual positions
作例 · 標準
江戸時代に描かれた艶本には、男女の秘め事を描いた四十八手の図が詳細に載っている。
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古くから伝わる四十八手の中には、現代ではアクロバティックすぎて再現が難しいものもある。
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浮世絵師たちが描いた四十八手の構図は、当時の風俗を知る上でも興味深い資料だ。
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ウィキペディア
四十八手(しじゅうはって)は、相撲における決まり手などをあつめたもの。室町時代からその名が見られる。古来の日本では、「縁起の良いたくさんの数」として48を使用した。初期のこの呼称は、正しく技の数を数えてのものではなく、ただ単に「相撲の技の数は多い」「縁起よく48」などという意味だったと考えられている。
出典: 四十八手 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0