私なり
わたしなり
表現名詞-の形容詞
標準
(in) my own way
文例 · 用例
私は私なりに誇りを持たう。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
ありていにいえば、この「起ち上ろうとする」もしくは「起ち上りつつある」――更に「起ち上った」大阪の表情のあえかな明るさに、よしんばそれがそこはかとなき表情であるにせよ私は私なりに興奮したのである。
— ――戦災余話 『起ち上る大阪』 青空文庫
私はまだ三十代の半ばにも達していないが、それでも大阪を書くということには私なりの青春の回顧があった。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
と言っても、それも嘘で、私は私なりに「徒党」の苦しさが予感せられ、むしろ「孤低」を選んだほうが、それだって決して結構なものではないが、むしろそのほうに住んでいたほうが、気楽だと思われるから、敢えて親友交歓を行わないだけのことなのである。
— 太宰治 『徒党について』 青空文庫
そして、この変梃なものを追究することが、私は私なりにたのしいのである。
— 織田作之助 『四つの都』 青空文庫
しかしこの短い会話から色々巡らし、私なりに演繹というものを試みようとした。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
私だって、こうして、ローザルクセンブルグの本など読んで、自分がキザったらしく思われる事もないではないが、けれどもまた、やはり私は私なりに深い興味を覚えるのだ。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
これからだって私は私なりに押し通すよ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫