疑り深い
うたぐりぶかい
形容詞
標準
doubting
文例 · 用例
」「この人は疑り深いね。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
」 と円輔はまた落胆、源次は落着き澄して、「師匠心配したもうなッてえのに、疑り深いな。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
「前にも俺は伝書鳩を彼方の森で打たれたことがあるぢやないか、それ、この前の総選挙の時だつた、疑り深い彼等はそれを反対党へ送る秘密通信か何かと間違へて……」「選挙の時だつたが、然しあれは篠谷の太一郎がお百合に宛てられた手紙を変な風に感違ひして、ネープが飛んだ犠牲になつてしまつたわけさ。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
彼は、故意に、なかのものがこわれやアしないか、といふやうに疑り深い眼を輝かせて、蔭にかくれて秘かに蓋をあけて見たりした。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
十五六の娘達は皆大変色が黒い、そして濁った声と、棒の様な手足と疑り深い眼を大方の娘がもって居た。
— 宮本百合子 『旅へ出て』 青空文庫
貴方はそう疑り深いから厭さ」と男はすこし真面目になって、「こうなんです――まあ、聞いて下さい。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
鼻息の荒いお島たちは、人の気風の温和でそして疑り深いN――市では、どこでも無気味がられて相手にされなかった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
きゃつは疑り深い性質だから、安心の為にこんな手紙を寄越して、会見の場所を変えたのだろう」「それに違いないが、愈※そうとすると、一時も早く返辞をやって彼を安心させなければいけない」「そうだ、すぐに浅田に返辞を書かせよう」「そうして呉れ給え。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
作例 · 標準
例句