慰諭
いゆ
名詞
標準
文例 · 用例
当時の商業学校の校長矢野次郎は二葉亭の才能を惜んで度々校長室に招いて慰諭し、いよいよ学校を退学してからも身分上の心配をしてやろうとまで厚意を持ってくれた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
わたくしは病氣は皆固て仕舞て今後増惡の虞なきこと、壽命は艱生次第常人の年齡に達し得べきこと抔、慰諭しましたが、之が醫者であつてこそ異まなかつたものゝふだんの人ならどの位驚いたでしよう。
— 横瀬夜雨 『花守』 青空文庫
源九郎義経が後白河法皇に逼って、兄頼朝討伐の院宣を強請したについて、法皇やむをえずこれをお許しになったところが、頼朝の憤慨甚だしいのに恐れをなし給い、これを慰諭し給うべく、義経のこのたびの事は、全く天狗の所為だと仰せ出された。
— その一例として飛騨の牛蒡種 『憑き物系統に関する民族的研究』 青空文庫