臓炎
ぞうえん
名詞
標準
文例 · 用例
肋膜炎、腎臓炎、胃かいよう、心臓弁膜不全症――内科と外科は別だった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
之が、顔の醜くむくんで来る腎臓炎だったら、どんなに彼は厭がったことであろう。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
ジフテリイは血清注射で直ったが、跡が腎臓炎になって、なかなか退院することが出来ない。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
慢性の腎臓炎でした。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
その死因は脳充血とか心臓破裂とか急性腎臓炎とか大腸|加答児とかいうような、急性の病気が多かったらしい。
— 岡本綺堂 『九月四日』 青空文庫
姉の遭難以来、生きた屍骸のようになって居ました母は、腎臓炎を起して僅か四日か五日かの病で倒れてしまいました。
— 菊池寛 『ある抗議書』 青空文庫
最近にもまた本郷の若い甥の一人がにわかに腎臓炎で亡くなったという通知を受けた。
— 島崎藤村 『分配』 青空文庫
母体が肺結核とか慢性腎臓炎であるとかで、胎児の成長や分娩やが、母体の生命を脅すような場合とか、母体が悪質の遺伝病を持っている場合とかに始めて人工流産をすることが、法律で許されてある。
— 海野十三 『恐しき通夜』 青空文庫