風袋
ふうたい
名詞
標準
packing
文例 · 用例
」など歯がゆがっても、「分って居るさ、だけど向うがいくらこっちを侮蔑したって、こっちの風袋は減りも殖えもしやしないからな。
— ――親の前で祈祷 『岡本一平論』 青空文庫
「風袋を引くと四百八|匁二|分か、どうした幾つだ廿六かな、さうすると一つが」商人のいひ畢らぬうちにお品は「幾らなんでえ、此の風袋は」と聞いた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
こんな人のこんな風袋ばかり大きくても、割れば中から鉛の天神様が出て来るガラガラのような、見掛倒しの、内容に乏しい、信切な忠告なんぞは、私は些とも聞き度ない。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
長「松花堂の三|教醋吸の図で、風袋一|文字が紫印金だ、よく見て覚えて置け。
— 三遊亭円朝 『にゆう』 青空文庫
長「随分茶の有る男だな……草履下駄を片ちんばに履いて往く奴があるか、狗がくはへて往つた、外に無いか、それではそれで往け、醋吸の三|聖、孔子に老子に釈迦だよ、天地が唐物緞子、中が白茶地古錦襴、風袋一文字が紫印金だよ、瑾の事がにゆうだよ、忘れちやアいけないよ。
— 三遊亭円朝 『にゆう』 青空文庫
そうすると、風袋は中身と同じくらいの目方ですむ。
— 中谷宇吉郎 『宇宙旅行の科学』 青空文庫
そうすれば、風袋を入れて、ロケット船一隻で最初の充填が出来る。
— 中谷宇吉郎 『宇宙旅行の科学』 青空文庫
目方では所要酸素量よりも重いが、この方は容器が軽くてすむので、風袋まで入れると、かえって酸素よりも軽くなる。
— 中谷宇吉郎 『宇宙旅行の科学』 青空文庫
作例 · 標準
精密機器を発送する際は、風袋の重さも計算に入れて送料を見積もらなければならない。
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市場の量り売りでは、まず空の容器を載せて風袋の分を差し引くのが基本だ。
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頑丈な木箱に梱包した結果、風袋だけでかなりの重量になってしまった。
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