おまる
おまる
名詞
標準
文例 · 用例
いくら藤村の羊羹でもおまるの中に入れてあると、少し答えます。
— 夏目漱石 『文芸の哲学的基礎』 青空文庫
そのおまるたると否とを問わず、むしゃむしゃ食うものに至っては非常|稀有の羊羹好きでなければなりません。
— 夏目漱石 『文芸の哲学的基礎』 青空文庫
白い綺麗な陶器でできているんだが、ちょうどおまるのような大きさの、そしてまたそんな形のもので、そのきんかくしにあたるところに水と湯との二つの栓がついている。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
が、おまるにしては、固形物の流れるような穴はない。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
まつは、不恰好な姿で、這うようにしておまるをかたづけていた。
— 林芙美子 『河沙魚』 青空文庫
子供らのおまるのわきに、夜じゅう豆ランプがついていて、いつもぼーっと雨戸についた地震戸の棧を照していた。
— 宮本百合子 『播州平野』 青空文庫
」 名の通り円満なおまるちゃんは首を振って笑っていた。
— 長谷川時雨 『古屋島七兵衛』 青空文庫
よく見るとおまるちゃんだった。
— 長谷川時雨 『古屋島七兵衛』 青空文庫