いい子
いいこ異読 よいこ
表現名詞多音語
標準
good boy
文例 · 用例
出来のいい子は、出来のいい子で可愛いし、出来の悪い子は、いっそう又かなしく可愛い。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
ああ、お前はいい子だ、な、いい子だから、そのお前の持つてゐる櫂をこつちへ差しのべておくれ、おれはそれにつかまつて、あいたたた、何をするんだ、痛いぢやないか、櫂でおれの頭を毆りやがつて、よし、さうか、わかつた!
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
「おお、いい子、いい子、泣くんじゃねえ。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
ね、だから寝ん寝するの、いい子だからね」「吉田君、早く来て呉れないと困るね 待っ……」 中村は口を噤んだ。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
三次子供の頭を撫でて「いい子だから早くお帰り」と言い捨てて去って行く。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
三次は勝坊の頭を撫でて、T「いい子だから早く帰んな」 と言い捨てて急ぎ足に去る。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
自分を、「いい子」にしないやうに氣をつけて書いた。
— 太宰治 『『思ひ出』序』 青空文庫
――そう思うのには、一つは勝子が我が儘で、よその子と遊ぶのにも決していい子にならないからでもあった。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
作例 · 標準
子どもは両親の前ではいい子になるである。
その子はいい子だと先生に褒められている。
いい子をしていると、ご褒美をもらえるである。
親の期待に応えようと、いい子をしている。