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聞き耳

ききみみ
名詞頻度ランク #41035 · 青空 336
1
標準
straining one's ears
文例 · 用例
「あんなところが登れようかね」と、岩壁の白い薙を指しながら、話の緒を引き出したところが、あすこは嘉門次が、つい去年、山葵取りに入りこんで、始めて登ったところで、未だ誰もその外に、入ったものはないと言うので、私はふと聞き耳を立てた。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
(F・O)○=(F・I)左衛門の宅 七兵衛が襖の外で聞き耳立てる。
山中貞雄 なりひら小僧 青空文庫
閉め切った雨戸をがたごと鳴らしては、虚空へ舞上ってゆく、気味の悪い風の絶間に、鋭く聞き耳をたてて、昼間から出たまま帰って来ない子供達の足音を待っている母親の心は死ぬ程不安の念にさいなまれていた。
梶井基次郎 不幸 青空文庫
それに探偵が聞き耳を立てるところに一編の山がある。
寺田寅彦 映画時代 青空文庫
二人はぎょっとして聞き耳をたてた。
宮沢賢治 十六日 青空文庫
いいか、亡くなったおまえのお母さんはな」 母という名を聞くやいなや女はにわかに聞き耳立てて、「え、お母さんが」「むむ、亡くなった、おまえのお母さんには、おれが、すっかり惚れていたのだ」「あら、まあ、伯父さん」「うんや、驚くこたあない、また疑うにも及ばない。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
徳二郎はちょっと立ち止まって聞き耳を立てたようであったが、つかつかと右なるほうの板べいに近づいて向こうへ押すと、ここはくぐりになっていて、黒い戸が音もなくあいた。
国木田独歩 少年の悲哀 青空文庫
遠くから聞こえて来る太鼓の音に聞き耳をたてるヒロインの姿から、一隊の兵士の行進している長い市街のヴィスタが呼び出され描き出される。
寺田寅彦 映画芸術 青空文庫
作例 · 標準
隣の部屋から漏れてくる話し声に聞き耳を立て、何が起きているのかを探る。
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「誰か来たみたいだよ」と、彼女は聞き耳を澄ませて玄関の方を振り返った。
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廊下を歩く足音に聞き耳を立てながら、サプライズの準備を急いで進めた。
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