送葬
そうそう
名詞
標準
文例 · 用例
去年の送葬のときに私も町内の附き合いで行ってやったから、よく知っています」「むむ、妙信寺か」 源次に別れて、半七は御成道の大通りへ一旦出て行ったが、また何か思いついて、急に引っ返して広徳寺前へ足をむけた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
「師匠の送葬はいつだ」「あしたの明け六ツ半(午前七時)だそうです。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
あくる朝、半七は師匠の送葬の様子を窺いながら妙信寺へ出かけてゆくと、師匠の遺骸は駕籠で送られて、町内の者や弟子たちが三四十人ほども付いて来た。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
待ちくたびれて源次の家へゆくと、これも送葬の帰りにどこへか廻ったとみえて、まだ帰って来ないと女房が気の毒そうに云った。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
露路のなかはひとしきり騒がしくなって、となりの送葬もとどこおりなく出てしまうと、半七ひとりを残して庄太は再びどこへか忙がしそうに出て行った。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
送葬の行列も避ける。
— 森鴎外 『空車』 青空文庫
親戚の恃むべきものもない媼は、兼て棺材まで準備していたので、玄機は送葬の事を計らって遣った。
— 森鴎外 『魚玄機』 青空文庫
是に由つて観れば、頼氏の送葬の時も、焼香の時も、記録上に関五郎の占めてゐる地位は、恰も是れ石川の当に占むべき地位である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫