三曲
さんきょく
名詞
標準
instrumental trio
文例 · 用例
日本の民衆音楽中でも、歌詞を主としない、純粋な器楽に近いものとしての三曲のごときも、その表現せんとするものがしばしば自然界の音であり、また楽器の妙音を形容するために自然の物音がしばしば比較に用いられる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
そこで川通りを、次第に――そうそうそう肩を合わせて歩行いたとして――橋は渡らずに屋敷町の土塀を三曲りばかり。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
三曲の演奏にアンコールを許したり、裸体彫像に生花を配したり、ずいぶん突飛なことも彼によって示唆されたが、椅子テーブルの点茶式や、洋食を緩和して懐石の献立中に含めることや、そのときまで、一部の間にしか企てられていなかった方法を一般に流布せしめる椽の下の力持とはなった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
老憊の一生活人へ、まこと敬虔の心でお礼を申し述べ、教えられたとおりの路をあやまたずに三曲りして、四曲りした角に、なんなく深田久弥のつつましき門札を見つけた。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
俗に七曲りと云ふのは、その實、十三曲りも十四曲りもあつて、それがおの/\十間または二十間づつに曲り、何百丈の谷底に落ちて行くのだ。
— 岩野泡鳴 『日高十勝の記憶』 青空文庫
第三曲の題はタツソオなりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
ほゞ三曲して、その形大蛇の了字形にのへくるが如し。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
今の道徳からいったら人情本の常套の団円たる妻妾の三曲合奏というような歓楽は顰蹙すべき沙汰の限りだが、江戸時代には富豪の家庭の美くしい理想であったのだ。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は正月の縁側で、祖母が奏でる箏、三味線、尺八の三曲を聴くのが楽しみだった。
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日本の伝統音楽である三曲合奏は、静かで美しい調べが特徴だ。
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「この三曲の音色、心が洗われるようだね。日本の文化って本当に奥深い。」
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ウィキペディア
三曲(さんきょく)は、地歌三味線(三弦)、箏、胡弓の三種の楽器の総称。またはそれらの音楽である地歌、箏曲、胡弓楽の総称。後に尺八が加わった。また三曲合奏のこと。
出典: 三曲 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0