隣保
りんぽ
名詞
標準
neighbouring house
文例 · 用例
そして又一方には、縦令愛する男女でも、家族を形造るべき財産がないために、結婚の形式を取らずに結婚すれば、その子は私生児として生涯隣保の擯斥を受けねばならぬ。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
閑寂な村にあつて、隣保相依る心は、機の音までが同情の交流になるのである。
— 島木赤彦 『諏訪湖畔冬の生活』 青空文庫
赤坂の芸者にひっかかった尻ぬぐいその他すっかりさせた男、段々隣保館で勢力を得て、今しきりに反竹内熱をたきつけて乗とろうとして居る。
— 宮本百合子 『一九二七年春より』 青空文庫
怡怡伍鄰保 怡々として隣保に伍し、竊喜志未移」 窃に喜ぶ志の未だ移らざるを。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
」 二 元来S協会は帝大学生が中心となっている一つの隣保事業の団体で、そこには托児部や子供部をはじめとして市民教育部、購買組合、無料医療部等もあって、この貧民地帯では親しみ深い存在となっていた。
— 金史良 『光の中に』 青空文庫
」二 元来S協会は帝大学生が中心となっている一つの隣保事業の団体で、そこには托児部や子供部をはじめとして市民教育部、購買組合、無料医療部等もあって、この貧民地帯では親しみ深い存在となっていた。
— 金史良 『光の中に』 青空文庫
2 隣保館、集会所、(郷土)博物館、図書館、試験場、医療保健所等の地域的協同施設の確立をはかり、地方町村及び部落等に於る文化活動の拠点たらしめること。
— 岸田國士 『地方文化の新建設』 青空文庫
消費の規整は、生活の単純化から始り、生活単純化の最も有効な手段として、生活の協同化が考へられ、生活協同化は、消費の面から生産の面に伸び、更に、相互扶助、隣保親善の精神を養ひ、生活の明朗化にまで発展しなければなりません。
— 岸田國士 『生活の黎明』 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの隣保の付き合いが色濃く残るこの地域では、回覧板のシステムが今でも機能している。
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大雪が降った朝、隣保の人たちとスコップを持ち寄って協力し、道路の雪かきを行った。
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月に一度の隣保班の集まりで、来月の地域清掃活動の役割分担について話し合った。
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