掻き毟る
かきむしる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to tear off
文例 · 用例
自らの心を掻き毟る苦悶は、彼等の心にも在る。
— 宮本百合子 『無題』 青空文庫
これに出て来るライオネル・バリモアーの役が湿疹に悩まされていることになっていてむやみにからだじゅうをかきむしる。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
あゝつらいつらい、もう飛び出して行って狐を一裂きに裂いてやらうか、けれどもそんなことは夢にもおれの考へるべきことぢゃない、けれどもそのおれといふものは何だ結局狐にも劣ったもんぢゃないか、一体おれはどうすればいゝのだ、土神は胸をかきむしるやうにしてもだえました。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
ああつらいつらい、もう飛び出して行って狐を一裂きに裂いてやろうか、けれどもそんなことは夢にもおれの考えるべきことじゃない、けれどもそのおれというものは何だ結局狐にも劣ったもんじゃないか、一体おれはどうすればいいのだ、土神は胸をかきむしるようにしてもだえました。
— 宮沢賢治 『土神ときつね』 青空文庫
クライマックスの狂風の場面の物をかきむしるような伴奏もはなはだ特異なもので画面の効果を十二分に強調する効果がある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
ロンパンがなくなったと気がついて、派出看護婦が近くの医者まで貰いに走っている間、一代は下腹をかきむしるような手つきをしながら、唇を突き出し、ポロポロ涙を流して、のた打ち廻るのだ。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
が、私は義憤の髪の毛をかきむしるためにも、長髪でおらねばならないと思った。
— 織田作之助 『髪』 青空文庫
言いたいことが言えぬ世の中だから、髪の毛をかきむしるより外に手がなかったのである。
— 織田作之助 『髪』 青空文庫
作例 · 標準
蚊に刺されたところが痒くて、無意識のうちに皮膚を掻き毟ってしまった。
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古いポスターを剥がそうとしたら、紙が破れて壁に跡が残るように掻き毟ってしまった。
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彼女はショックで、自分の腕を掻き毟っていた。
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