幻辞.com

唯心的

ゆいしんてき
形容動詞
1
標準
spiritualistic
文例 · 用例
近頃人々は、「唯物、々々」と云つてゐるが、彼等がさう云つてゐる時くらゐ唯心的なものはないやうである。
中原中也 詩に関する話 青空文庫
妾はその彫像を見ると、妾に何ものかが唯心的な理解力を生んだのです。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
これ唯心的の見方であります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
僕が「人生相渉論」を難じて君を苦しめたる返報には、唯心的とか凡神的とか、大層なものを持ち出して、十字軍とは余り大袈裟にあらずや、凡神的とは多分、禅道を唱へらるゝ天知翁を苦るしめる積にて、唯心的とは僕をいぢめる積ならむ。
北村透谷 人生の意義 青空文庫
或は一転して旧来の迷夢を攪破したるボルテイアとなり、バイロンとなり、ゴヱテとなり、カアライルとなり、自由神学派となり、唯心的傾向となりて、今日に至るまでの思想界の変遷はおもしろきこと限りなし。
北村透谷 各人心宮内の秘宮 青空文庫
個人でも、社会でも、その精神が唯物思想、もしくは虚無思想を根柢とする資本主義文化組織に陥って行くにつれて、その口にしたり発表したりするところが、ますます高尚に、唯心的に向上して行くのとは正反対に、その表面の趣味傾向がグングン低級化して行くのは、争う余地のない厳然たる事実である。
夢野久作 甲賀三郎氏に答う 青空文庫
ヨーロッパ大戦後の文学を支配していた心理分析、潜在意識の生活を追究する唯心的な文学は、一九二九年のヨーロッパの大恐慌とその社会事情の変化によって別な人間生活の総体において表現しようと欲する文学運動に道を拓いた。
宮本百合子 今日の文学の展望 青空文庫
河合栄治郎氏は教育者としての見地から、今日における大学教育、教授の学的確信の失墜と学生間に瀰漫している、あしき客観主義、人間的意欲の喪失について論じ、ヒューマニズムの鍵として一種の唯心的な人格論を提唱した。
宮本百合子 今日の文学の展望 青空文庫
作例 · 標準
唯心的なアプローチで、心の病を癒す。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の描く風景は、どこか唯心的で神秘的だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
唯心的な思想は、多くの宗教や哲学に見られる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
唯心的(ゆいしんてき) — 幻辞.com