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仮髪

かはつ
名詞
1
標準
hairpiece
文例 · 用例
……晃 これか、谷底に棲めばといって、大蛇に呑まれた次第ではない、こいつは仮髪だ。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
……学円 (伸上り納戸越に透かして見て)おい、水があるか、蘆の葉の前に、櫛にも月の光が射して、仮髪をはずした髪の艶、雪国と聞くせいか、まだ消残って白いように、襟脚、脊筋も透通る。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
……ばかりじゃ無い、……雁、燕の行きかえり、軒なり、空なり、行交う目を、ちょっとは紛らす事もあろうと、昼間は白髪の仮髪を被る。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
取巻いた小児の上を、鮒、鯰、黒い頭、緋鯉と見たのは赤い切の結綿仮髪で、幕の藤の花の末を煽って、泳ぐように視められた。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
六 あたかもその時、役者の名の余白に描いた、福面女、瓢箪男の端をばさりと捲ると、月代茶色に、半白のちょん髷仮髪で、眉毛の下った十ばかりの男の児が、渋団扇の柄を引掴んで、ひょこりと登場。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
手足も小さく仇ない顔して、目立った仮髪の髷ばかり。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
渋団扇で、頭を叩くと、ちょん髷仮髪が、がさがさと鳴る。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
幕の端から、以前の青月代が、黒坊の気か、俯向けに仮髪ばかりを覗かせた。
泉鏡花 陽炎座 青空文庫
作例 · 標準
鏡の前で仮髪の位置を数ミリ単位で調整するたびに、彼女の瞳には役としての鋭い光が宿っていく。
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「わあ、その仮髪、地毛の質感とそっくりだね!一体どこの専門メーカーで作ってもらったの?」
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舞台裏の棚には、時代考証に基づいて再現された多種多様な仮髪が、出番を待つように整然と並んでいる。
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激しい立ち回りのシーンでも仮髪がずれてしまわないよう、ヘアピンと特殊な接着剤で念入りに固定した。
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