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広やか

ひろやか
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
若くは広やかな地の景色、若くは高く拡がる空、 若くは生活、若くは圃園、若くは大きな物思はしい夜は凡てあなたにふさはしい。
有島武郎 運命と人 青空文庫
碁盤のように規則正しい広やかな札幌の往来を南に向いて歩いていった。
有島武郎 星座 青空文庫
まさに沈まんとする落日の赤々とした陽光を浴びて、青葉がくれ、葉がくれに、あちらこちらの僧院内の広やかな広場の庭を三々五々、一団一群、およそ七、八十名ばかりのいずれもすがすがしい尼美人たちが、夕べの観経の前のいっときを、気まま身ままに、いと悩みなく逍遙していたのです。
京人形大尽 右門捕物帖 青空文庫
導き入れた一室は、ちり一つない奥の広やかな客間でした。
朱彫りの花嫁 右門捕物帖 青空文庫
私は黙って、その給仕に案内されて広やかなコルク張の階段を昇って行ったが、登って行くにつれて、階中に満ち満ちている高潮したレコードと舞踏のザワメキに気が付いた。
夢野久作 少女地獄 青空文庫
流石に広かった林も次第に浅く、やがて、立枯の木の白々と立つ広やかな野が見えて来た。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
坂を登り切ると、聳えた峰と峰との間の広やかな沢に入った。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
料理屋、医院、郵便局、小さな銀行出張所、そうしたものが眼につきながら二三丁も行くと、行きどまりになって、左右にやや広やかな道路が通じている。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
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