持ち越す
もちこす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to carry over (an issue, decision, work, etc.)
文例 · 用例
映画フィルムも現在のままの物質では長い時間を持ち越す見込みがないように思われるから、やはり結局は完全に風化に堪えうる無機物質ばかりでできあがった原板に転写した上で適当な場所に保存するほかはないであろう。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
さればとて獨りで五合をすごすとなると翌朝まで持ち越す。
— 野蒜の花 『樹木とその葉』 青空文庫
私はその日、この問題はしばらく持ち越すつもりだということをいい残して別れました。
— 伊藤野枝 『「別居」について』 青空文庫
一体近代では夏芝居から盆興行に持ち越すことが多く、夏の盛りと盂蘭盆とはひき続いてゐるのだから、誰しも其ほど気分は変らない。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
彼は何かに激して憤ることは憤るけれども、それを夢にまで持ち越す執念のない男でした。
— 小名路の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
太陽が、夕方から次の朝まで、光のない黄銅色を持ち越す。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
もっともそんなことは年にまず三、四回あるかないかのものであるから、私はそういう時はその菓子を、日頃世話になる銀行とか郵便局、また育児院などへ寄贈し、どんなにそれが多量でも翌朝へ持ち越すことは決してしない。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
持ち越す精力が足りないのか?
— 宮本百合子 『我に叛く』 青空文庫
作例 · 標準
この案件の最終決定は、関係部署との調整が難航しているため、来週まで持ち越すことになった。
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締切が迫っているが、まだ資料の収集が終わらないので、今日の作業はここまでにして、明日へ持ち越そう。
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彼女はその問題を個人的に抱え込まず、早めに上司に相談して、解決策を一緒に考えるよう持ち越すことを決めた。
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