越中
えっちゅう
名詞
標準
Etchū (former province located in present-day Toyama Prefecture)
文例 · 用例
その最も標本的に現われているのは、越中薬師岳(二九二六米突)、信州黒部の五郎岳(二八四〇米突)などで、一体に槍ヶ岳から以北、即ち立山山脈、または後立山山脈に頗る多い。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
友人辻本工学士に拠ると信濃越中の国境に聳えている祖父ヶ岳は、「種蒔き爺さん」が笊を持った具合に現われるので、山腹雪解の頃、偃松が先ずその形に蔓って、出るのではないかという話である、偃松の仲間入は最もおもしろい。
— 小島烏水 『雪の白峰』 青空文庫
随筆の方は、奥州会津に諏訪越中と云ふ大力の人ありて、これは宙外さんの猪苗代から、山道三|里だから面白い。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
処で、此の随筆が出処だとすると、何のために、奥州を越前へ移して、越中を備中にかへたらう、ソレ或ひは越中は褌に響いて、強力の威厳を傷けやうかの深慮に出たのかも計られぬ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
――奥州会津に諏訪越中と云ふ大力の人あり。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
――越中馬を控へ、坐頭の坊何をする、と言ふ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
――いかにも是ならば投げられる、――越中これを見て胆を消し、――とあつて、「さて/\御座頭は大力かな、我も少し力あり、何と慰みながら力競せまじきか。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
越中然らばうけ候へとて、座頭の天窓へしたゝかにしつぺいを張る。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
作例 · 標準
昔の北陸道では、越中から加賀への道は風光明媚だったと聞く。
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このお祭りは、越中地方に古くから伝わる伝統行事なんだ。
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浮世絵師が描いた越中の風景画は、今見ても息をのむほど美しい。
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平家物語には、越中守(えっちゅうのかみ)が活躍する場面がある。
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