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名詞
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標準
文例 · 用例
そしてこの象徴主義に徹したことから、不思議にも日本人は、詩的精神の最も遠い北極のレアリズムから、逆に西洋詩の到達する南極にってきた。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
安心すると同時に仕事の事がたゞ一つの執着になつて私につて來た。
有島武郎 小さき影 青空文庫
妻の死靈に乘り移られた不思議な野獸が、牙をむいてりかゝつて來たやうに思はれた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
次に彼れは敵の本城にるやうな勢で大膿盆から肺臟を取上げた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
中庭を見やりながら彼れが考へた事は、理窟としてゞなしに、實感として否應なしに彼れにつた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
奥穂高といっても、岩石の迫した凸った地点に、棒杭一本を打ち込んであるだけのことであった。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
ドーン、ドーンと鳴ると、機関銃口が、こっちを向いてでもいたように、バラバラっと、低く地をって、岩片が飛んで来た。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
それは畢竟運動の速度、従ってエネルギーの差から起るものかもしれないが、そればかりでなく、この舞人の挙動自身に何かしらある感情の迫を暗示するものがあるのかもしれない。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫