菖助
菖助
名詞
標準
文例 · 用例
福島では、半蔵らは関所に近く住む植松菖助の家を訪ねた。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
菖助は名古屋藩の方に聞こえた宮谷家から後妻を迎えている人で、関所を預かる主な給人であり、砲術の指南役であり、福島でも指折りの武士の一人であった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
ちょうど非番の日で、菖助は家にいて、半蔵らの立ち寄ったことをひどくよろこんだ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
」 と菖助は言って、餞別のしるしにと先祖伝来の秘法による自家製の丸薬なぞを半蔵にくれた。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
平袴に紋付の羽織で大小を腰にした菖助のあとについて、半蔵らは関所にかかった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
菖助にも別れを告げて、半蔵がもう一度関所の方を振り返った時は、いかにすべてが形式的であるかをそこに見た。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
もっとも、妻籠の方へは福島の砲術指南役|植松菖助が大将で五、六十人の一隊を引き連れながら、伊那の通路を堅めるために出張して来た。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
尾州代官山村氏の家中衆数名、そのいずれもが剣客|遠藤五平次の教えを受けた手利きの人たちであるが、福島の祭りの晩にまぎれて重職|植松菖助を水無神社分社からの帰り路を要撃し、その首級を挙げた。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫