莞爾として
かんじとして
表現
標準
with a smile
文例 · 用例
麓の春の豪華を、末濃の裳にして福慈岳は厳かに、また莞爾として聳立っている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
男は其処へ来る毎に直立して、硝子扉|越の私達を見上げ莞爾としては挙手の礼をしました。
— 岡本かの子 『病房にたわむ花』 青空文庫
莞爾として聞きながら、よし/\其もよし、蒲鉾は旅店の口取でお知己、烏賊の鹽辛は節季をかけて漬物屋のびらで知る通、外郎は小本、物語で懇意なるべし。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
……一ツ莞爾としてくれ給え。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
濡れしおたれた黒髪に、玉のつらなる雫をかくれば、南無三浪に攫わるる、と背を抱くのに身を恁せて、観念した顔の、気高きまでに莞爾として、「ああ、こうやって一思いに。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
唯見ると、驛員は莞爾として、機關車の方へ、悠然として霧を渡つた。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
徐大盡、赫と成り、床の間に、これも自慢の、贋物らしい白鞘を、うんと拔いて、ふら/\と突懸る、と、畫師又身を飜して、畫の中へ、ふいと入り、柳の下の潛り門から、男振りの佳い顏を出して、莞爾として、「然やうなら。
— 泉鏡太郎 『畫の裡』 青空文庫
」といって、莞爾として戯にその頭を下げた。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
作例 · 標準
彼はこちらの冗談に、莞爾として応えた。
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どんな窮地にあっても、彼女はいつも莞爾として困難に立ち向かう。
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初めて会った時、その老紳士は莞爾として私に挨拶してくれた。
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