仮屋
かりや
名詞
標準
temporary residence or shelter
文例 · 用例
お二人は蚊屋野にお着きになりますと、ごめいめいに別々の仮屋をお立てになって、その中へおとまりになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
それでまったくなんのお気もなく、すぐにおうまにめして、大長谷皇子のお仮屋へ出かけておいでになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
明日切腹候場所は、古橋殿|取計にて、船岡山の下に仮屋を建て、大徳寺門前より仮屋まで十八町の間、藁筵三千八百枚余を敷き詰め、仮屋の内には畳一枚を敷き、上に白布を覆い有之候由に候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
正保四年|丁亥十二月|朔日興津弥五右衛門景吉|華押 興津才右衛門殿 正保四年十二月二日、興津弥五右衛門景吉は高桐院の墓に詣でて、船岡山の麓に建てられた仮屋に入った。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
仮屋の周囲には京都の老若男女が堵の如くに集って見物した。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
土地の便宜上、米町川の上流、大笹に地を選んで、とにかく、在家を土蔵ぐるみ、白壁づくりに、仮屋を合せて、女神像をそこへ祭って、可心は一生堂守で身を終る覚悟であった処。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
斑竹山房とは江戸へ移住するとき、本国田野村字|仮屋の虎斑竹を根こじにして来たからの名である。
— 森鴎外 『安井夫人』 青空文庫
明日は牛頭天王の祭りとて、大通りには山車小屋をしつらい、御神輿の御仮屋をもしつらいたり。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
作例 · 標準
建設現場の隣に、資材置き場を兼ねた作業員の仮屋が建てられた。
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台風で家が壊れたため、しばらくの間、近くの公民館を仮屋として避難生活を送った。
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祭りの期間中だけ、神社の境内に露店のための仮屋が並ぶ。
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登山中に突然の雨に見舞われ、朽ちた小屋を仮屋にして夜を明かした。
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