小檀
こまゆみ異読 コマユミ
名詞
標準
spindle tree (Euonymus alatus f. ciliatodentatus)
文例 · 用例
それではというので樵夫の七人も頼んでやるということになったがその長者の小檀那は、これは珍しいことだと非常におもしろがって、畑にいってみるといかにもアワの大木がいちばん上の梢端には雲を引き懸けらせて突っ立っている。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
それほどの大木だから樵夫どももほんとうになみたいていではなく、幹の周囲をあっちにゆきこっちに回ったりして、斧でもって一日がかりでやっと伐り倒したが、そのとき稍離れて見物していたかの小檀那が、木の倒れる端風で吹き飛ばされて野越え山越え、ついに遠く江刺の郡に飛んできて正法寺の屋根の上に吹きつけられた。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
そこでやむをえずうちから一枚の四幅風呂敷を持ち出して、その四隅を小坊主が四人して持ちひろげていて、その人はやくこれに落ちてこいと上に向かって呼ばわると、小檀那がごろごろと屋根の頂上からころんで風呂敷の上にドシンと落ちこんだ。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
作例 · 標準
秋になると、小檀の葉が紅葉し、鮮やかな赤色に染まる。
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庭の片隅に植えられた小檀が、静かに季節の移ろいを感じさせてくれる。
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「この実、小檀っていうんだ。昔はこれで糸を紡いだらしいよ。」
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