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半片

はんぺん異読 はんぺい
名詞多音語
1
標準
pounded fish cake
文例 · 用例
学舎の壁は火で煤け、天井はやっと夜露を凌ぐばかりだが学者達は半片の紙、半こわれの検微鏡を奇蹟のように働かせて、真理へ一歩迫ろうとしています。
宮本百合子 対話 青空文庫
一つでも、その半片でも、人間が受けている、或は受けなければならない苦難を知ると、その一点を中心として四囲に発散している種々の光彩を見、感じる事が出来るように成るのではあるまいか、私の魂が粗野で、先頃までは鈍かった感触が此頃|漸々有るべき発育を遂げたらしい心持がする。
宮本百合子 追慕 青空文庫
あんぽんたんながら、それには恐縮して、老人の眼は悪かろうからと、だんだん後へさがって座るのだが、お豆腐ぎらいのために母が内密で半片にしてくれると、ちゃんと知っている。
長谷川時雨 流れた唾き 青空文庫
鉄砲町の百瀬という接骨医の裏にいたが、半片を三角にきって煮附けたお菜をわけてくれて、絵|硝子のはまった行燈のわきで一緒に御膳をたべさせるのを楽しみにしていた。
長谷川時雨 テンコツさん一家 青空文庫
大根の味でも、豆の味でも、一尾のいわしの味でも、半片のまぐろの味も、到底、人為的には作り得るものではないのである。
――新雇いの料理人を前にして―― 日本料理の要点 青空文庫
それがもし今までの平地の耕作地通りに行ったら、もっとずっと増收になるはずで、或はそれだけで食糧問題が大半片付くかもしれないということである。
中谷宇吉郎 雪を消す話 青空文庫
目的の仕事は大半片づいたので、少し高みの方にあるまだ手のつかぬツンドラ地帯を見に行くことにした。
中谷宇吉郎 ツンドラへの旅 青空文庫
たとえ二人の使いのうちひとりが敵の手中におちて書状の一片を取りあげられたところで、敵は、もう一つの半片をも得ない限り、そこになんら貫徹した文章を読むことができず、二人を離して派遣しさえすればこの合符割文の文づかいは、当時まず安全に近い通信法となっていた。
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
作例 · 標準
おでんには、味がよく染みた半片が欠かせない。
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ふわふわとした食感の半片は、子供にも人気がある。
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今日のお味噌汁には、大根と半片を入れた。
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2
標準
half a slice
作例 · 標準
食パンを半分に切って、半片だけトーストした。
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大きな魚だったので、さばいて半片ずつ冷凍保存した。
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残りのチーズケーキは、半片だけ残っている。
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ウィキペディア

半片・半弁・半平(はんぺん)は、魚肉のすり身に山芋などの材料を混ぜて気泡をたくさん含ませた茹で蒲鉾(ゆでかまぼこ)の一種。地域性のある魚肉練り製品で、東京や銚子などの浮きはんぺん、静岡の黒はんぺん、大阪などのあんぺいがあり特徴が異なる。単に「はんぺん」というときは一般的には浮きはんぺんのことをいう。

出典: 半片 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0