等閑に付す
とうかんにふす
表現動詞-五段-サ行
標準
to neglect
文例 · 用例
しかるに露国は野心を中央アジアに逞うせんと欲するここに年あり、いやしくも機会の乗ずべき、口実の藉(か)るべきあらば、ただちにこれを捉うるに躊躇することなく、これがためにはあらゆる手段と方法とを講じて、着々その目的に向いて邁進し、また寸壌尺地の微といえどもこれを等閑に付することなし。
— 日野強 『新疆所感』 青空文庫
そこで茶人の書というものは、茶人の生活から判断いたしまして、決して書を等閑に付すようなことはしない。
— 北大路魯山人 『書道と茶道』 青空文庫
しかるに、現今は世の推移と共に、その趣きは全く地を払い、一流人と雖も書をもって名を成す者は、彼の中国に皆目観るを得ず、日本においても書道を等閑に付するの風潮があり、真に慨歎に堪えざるところ、たまたま元の総理吉田茂氏あって、聊か意を強くするものがある。
— 北大路魯山人 『人と書相』 青空文庫
これは直接人命に關係するから、一刻も等閑に付すべからざる難關であつた。
— 長岡半太郎 『ノーベル小傳とノーベル賞』 青空文庫
すなわち、彼のいまだかつて見聞せざる場所に遊び、その他奇人にあい、種々様々の夢の起こる原因は、余はことに不瞭解なれども、しかしこれを不瞭解なりと言いて等閑に付すは、日進の知識は決して得べからざるものと思われ申し候。
— 井上円了 『妖怪報告』 青空文庫
作例 · 標準
どんなに小さな問題でも、等閑に付すことはできない。
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彼の助言を等閑に付した結果、大きな失敗を招いてしまった。
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子供の教育を等閑に付してはいけないと、彼は常に語っていた。
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