名うて
なうて
名詞-の形容詞
標準
notorious
文例 · 用例
相手は次郎長身内で名うての森の石松だ。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
(F・O)T「年は若いが跡見ず三次」(O・Lして)T「江戸で名うての巾着切です」S=町角 角を曲って三次やって来た。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
これを見ると氏郷に随って来た蒲生源左衛門、蒲生忠左衛門、蒲生四郎兵衛、町野左近将監、新参ではあるが名うての荒武者佐久間玄蕃が弟と聞えた佐久間久右衛門、同苗舎弟源六、綿利八右衛門など一人当千の勇士の面々、火の中にもあれ水の中にもあれ、死出|三途主従一緒と思詰めたる者共が堪り兼ねてツツと躍り出た。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
日本ばし数寄屋町の花柳街に住み当時東京中で名うての幇間だった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
あるいはブラッドフォードのメイソン、名うてのマラー、モンペリエのルフェーヴル、ニューオーリンズのサムスン。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
「名うての始末屋だから、瓶にでも入れて、土の中へでも埋めてあるのかも知れない」そう忌々しそうにいい切ると、金目のありそうな衣類や、印籠を、手早く風呂敷包にした。
— 菊池寛 『恩讐の彼方に』 青空文庫
どうしたことやら、名うての泳ぎ達者どもでさえが、魔に吸いこまれるようなここちいたして、寄りつかれぬと申すのじゃ」「なに、魔に吸いこまれるようなここちいたしますとのう。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
あなたさまはいま八丁堀でお名うての知恵巧者、むっつり右門が乗りこんだからには、ただでは済みませぬぞ、と、このように少しく色をつけて、すみからすみまでずいと触れ歩きまするでござります。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼はこの地域で名うての詐欺師として知られている。
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名うての悪党が、ついに警察に逮捕された。
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その酒場は、名うての荒くれ者が集まる場所だった。
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