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牝狐

めぎつね
名詞
1
標準
文例 · 用例
一日兎は森に這入つて行つた、牝狐を訪ねる算段で。
中原中也 山間秘話 青空文庫
彼が森の径を巡つてゐる時、牝狐は家で囲炉裡にあたつてゐた。
中原中也 山間秘話 青空文庫
牡兎が森の方からやつてくるのを見付けると牝狐は、急いで子供達に云つた、「何時もの彼が来たらば、私は家にゐないとお云ひ。
中原中也 山間秘話 青空文庫
牝狐は一伍一什を聞いてゐた。
中原中也 山間秘話 青空文庫
」その時牝狐は顔を出した、「今日は、親愛な方!
中原中也 山間秘話 青空文庫
牝狐は今にも彼を捕へさうだつたのだが、白樺の間に挟まつてしまつて、進むことも退くことも叶はなくなつた。
中原中也 山間秘話 青空文庫
それから……牝狐を慰めてやつた。
中原中也 山間秘話 青空文庫
その間に牝狐の方では胸が清々してきて、もう一度牡兎を探す気になつてゐた。
中原中也 山間秘話 青空文庫