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消し口

けしくち
名詞
1
標準
文例 · 用例
消防当局のほうでもたとえばポンプや梯子の改良とか、筒先の扱い方、消し口の駆け引きといったようなことはかなり詳しく論ぜられていても、まだまだだいじないろいろの基礎的問題がたくさんに未研究のままで取り残されているのである。
寺田寅彦 函館の大火について 青空文庫
で、この消し口を取るということがその組々の一番大事な役目であって、この事から随分争いを生じたものである。
その頃の消防夫のことなど 幕末維新懐古談 青空文庫
何番の何組がどの消し口を取ったとか、それによって手柄が現われたので、消防夫の功績は一にこれに由って成績づけられたものです。
その頃の消防夫のことなど 幕末維新懐古談 青空文庫
それで、纏のばれんは焼けても、消し口を取ると見込みをつけた以上、一寸も其所をば退かぬといって大層見得なものであった。
その頃の消防夫のことなど 幕末維新懐古談 青空文庫
消し口を取ると、消し札というものをぶら下げた。
その頃の消防夫のことなど 幕末維新懐古談 青空文庫
これは箱根竹に麻糸で結わえた細い木の札で、これが掛かると、その組々の消し口が裏書きされたことになったのです。
その頃の消防夫のことなど 幕末維新懐古談 青空文庫
立派に消口を取つたのを見屆けた人があつて、もう大丈夫と言ふ端に、待構へたのが皆歸支度をする。
泉鏡太郎 露宿 青空文庫
女中も一荷背負つてくれようとする處を、其處が急所だと消口を取つた處から、再び猛然として煤のやうな煙が黒焦げに舞上つた。
泉鏡太郎 露宿 青空文庫