鷽替
うそかえ
名詞
標準
annual religious ceremony that occurs in Tenmangu where worshippers come to exchange their wooden bullfinch birds
文例 · 用例
いや、その信心に関係のあることではないのですが、弘化二年正月の二十四日、きょうは亀戸の鷽替えだというので、午少し前から神田三河町の家を出て、亀戸の天神様へおまいりに出かけました。
— 熊の死骸 『半七捕物帳』 青空文庫
あったら其奴はいかさまだと思召して頂きたい―― 節分と鷽替 年越しの夕べ、家々に年男の勇ましい声して「福はァ内、福はァ内――、鬼はァ外、鬼はァ外――」と豆撒くが聞え出すと、福茶の煮える香ばしい匂い、通りすがりの人をも襲うて、自ら嗅覚を誘る心地、どこやらに長閑な趣はあるものだ。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
又この天満宮に行わるる鷽替の神事も、筑紫のを移したのだが、これとて昔に変らぬ有様。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
太宰府その他で行はれる鷽替への神事は、その交易の形を残したのでせう。
— 折口信夫 『門松のはなし』 青空文庫
此意味で、天満宮節分の鷽替へ神事などは、大晦日の市と同じ形を存してゐるのだ。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
亀井戸の鷽替への鷽は、形の上からすぐさま合点の行く様に、神前に供へられた削り掛けの依代を、奪ひ合ふ年占の一種なのである。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
作例 · 標準
例句