黒雲
くろくも異読 くろぐも・こくうん
名詞多音語
標準
dark clouds
文例 · 用例
〔霜枯れのトマトの気根〕宮沢賢治霜枯れのトマトの気根その熟れぬ青き実をとり手に裂かばさびしきにほひほのぼのとそらにのぼりて翔け行くは二価アルコホール落ちくるは黒雲のひら
— 宮沢賢治 『〔霜枯れのトマトの気根〕』 青空文庫
(おれはその幾千由旬の海を自由に漕ぎ、その清いそらを絶え絶え息して黒雲を卷きながら翔けれるのだ。
— 宮澤賢治 『龍と詩人』 青空文庫
ややつよい微風が吹いてゐて、細ながい黒雲を追ひ散らしてゐました、まるで光つてゐる圓盤の上をたえず横ぎる狹いリボンのやうに。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
〔温く妊みて黒雲の〕温く妊みて黒雲の、 野ばらの藪をわたるあり、あるいはさらにまじらひを、 求むと土を這へるあり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
〔翔けりゆく冬のフエノール〕翔けりゆく冬のフエノール、 ポプラとる黒雲の椀。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
早春黒雲峡を乱れ飛び 技師ら亜炭の火に寄りぬげにもひとびと祟むるは 青き Gossan 銅の脈わが索むるはまことのことば雨の中なる真言なり 来々軒浙江の林光文は、 かゞやかにまなこ瞠き、そが弟子の足をゆびさし、 凛としてみじろぎもせず。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
鶯宿はこの月の夜を雪降るらし、 黒雲そこにてたゞ乱れたり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
〔乾かぬ赤きチョークもて〕乾かぬ赤きチョークもて、 文を抹して教頭は、いらかを覆ふ黒雲を、 めがねうつろに息づきぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
作例 · 標準
嵐の前の空には、不気味な黒雲が広がっていた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
黒雲が空を覆い尽くし、やがて激しい雨が降り始めた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
遠くの山にかかる黒雲を見て、天候の急変を察知した。
Illusions AI · gemini-2.5-flash