論敵
ろんてき
名詞
標準
opponent in a debate or argument
文例 · 用例
僕の論敵に対する態度は、常に一貫して沈黙――黙殺とは言わない――である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
」私「あれは私の論敵!
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
そう言う私だとて病人づらをして、世評などは、と涼しげにいやいやをして見せながらも、内心|如夜叉、敵を論破するためには私立探偵を十円くらいでたのんで来て、その論敵の氏と育ちと学問と素行と病気と失敗とを赤裸々に洗わせ、それを参考にしてそろそろとおのれの論陣をかためて行く。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
」という問を連発して論敵をなやましたものだ、という懐古談なのだ。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
かりそめにも目前の論敵に頭をさげるとは、容易ならぬ失態である。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
彼は、恰もかの法廷に於ける罪人が、自己に不利益なる證據物に對しては全然關知せざるものの如く裝ひ、或は虚構の言を以て自己の罪を否定せむと試むるが如く、その矛盾極まる主戰論を支持せむが爲には、トルストイ翁が如何に酷烈にその論敵を取り扱ふ人であるかの事實さへも曲庇して省りみなかつたのである。
— 石川啄木 『トルストイ翁論文』 青空文庫
それは論敵が Bismarck に對して義憤がしたいといふ需要があるので云云といふ文句であつて、慥に嘲を帶びてゐる。
— 森林太郎 『當流比較言語學』 青空文庫
)妥協性はなかったが、どこまでも陽性で、よく論じよく怒りよく笑いなかんずく論敵を完膚なきまでに説破することを最も得意としていた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、どんな論敵にも臆することなく、堂々と議論を展開する。
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長年の論敵であった二人が、和解したというニュースは驚きだった。
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「おいおい、そんなに熱くならないでくれよ。論敵なんだからさ。」
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