心の琴線
こころのきんせん
名詞
標準
heartstrings
文例 · 用例
どんな抽象的な教材でも、それが生徒の心の琴線に共鳴を起させるようにし、好奇心をいつも活かしておかねばならない。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
ところが、ある心の琴線に触れると、怒りの激情の炎に駆られるよりは、かえって赦してしまう。
— BITS OF LIFE AND DEATH 『死生に関するいくつかの断想』 青空文庫
こんな場合の歌は文学者らしくしている男の人たちの作も、平生よりできの悪いのが普通で、松の千歳から解放されて心の琴線に触れるようなものはないからである。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
いうなかにも折竹の、心の琴線に触れるのはザチのこと。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
察するところ、彼女の心の琴線にいろいろ激しくふれることがあって、何かを表現し、物語り、弁護したくてたまらないらしかった。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
彼はやっと子爵夫人に話しかけられたが、それは彼の心の琴線に触れ、彼の感動を誘う響きを持っていた。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
そして彼女達が兄のためには喜んで払ってやろうという犠牲のことを家族の中ではしゃべらせないで貯金を巻き上げてしまうために、彼は彼女達の若々しい心に特に見事に張られて強く響く名誉心の琴線に触れることで、彼女達の心遣いを引き出すことが出来た。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
作例 · 標準
故郷の懐かしい風景を歌ったその曲は、都会で暮らす若者たちの心の琴線に触れた。
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映画の中で離ればなれだった親子が再会するシーンは、観客の心の琴線を激しく揺さぶった。
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彼の素朴で力強い言葉は、理屈抜きに私の心の琴線に触れるものだった。
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