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辺天

へんてん
名詞
1
標準
文例 · 用例
聞くは、ただ、宏大無辺天空の寂寞遠く筆走り、たまたまに『差引』記す夢の音。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
素より無辺天空を仰ぐにはあらぬ魚の身の、参の宿、みつ星や、三角星や天蝎宮、無限に曳ける光芒のゆくてに思馳するなく、北斗星前、横はる大熊星もなにかあらむ。
上田敏 海潮音 青空文庫
七郎兵衛どのの御案内で参る約束でござったが、生憎と、その七郎兵衛どのがお風邪気とやらのため、不勝手ながら、一人でお招きへ寄せてもらいに参った」 と述べ、「御厨の渡辺天蔵で」 と、辞儀ていねいに、後から名を云い添えた。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫
今、――そこの門を開いて、大勢の手下を迎え入れようとしていた野武士の渡辺天蔵の背なかへ向って。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫
野武士の渡辺天蔵は、「待てよ。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫
――いや信じきった様子が、渡辺天蔵の狼狽えた顔いろに見て取れた。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫
天蔵は、首を振って、「いや、おれも御厨の渡辺天蔵だ。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫
日吉は、渡辺天蔵から吩咐けられた品を、家の中から持ち出して来るために、元の下僕部屋の口から、そうっと、母屋のほうへはいって行った。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫