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食い余し

くいあまし
名詞
1
標準
文例 · 用例
旨い汁を嘗めっこをして居やがって、食い余しを取っとき物の様に、お次ぎへお次ぎへと廻して居りゃ、それで人間かい。
有島武郎 かんかん虫 青空文庫
ところが一日鼠が食い余しの穀を口辺に付けたまま眠り居る処へカリブ人が行き遇わせ、揺り醒ましてかの樹の下へ案内させ、石の斧で数月掛かってその樹を伐り分け、毎人その一片を自分の畑へ栽えてから銘々専食すべきカッサヴァ圃が出来た(一八八三年板、イム・ターンの『ギアナ印甸人中生活記』三七九頁)。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
不在に主僧がその室に行ってみると、竹の皮に食い余しの餅菓子が二つ三つ残って、それにいっぱいに蟻がたかっていることなどもあった。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
私の家は、陸軍の残飯(兵卒の食い余し)を売っていたので飯を食べに来るのだった。
徳永直 あまり者 青空文庫