中だるみ
なかだるみ異読 なかだゆみ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞多音語
標準
slump
文例 · 用例
灰色の網の中空から斜めに颯と張ったよう、中だるみに四方|濶と、峰の開けた処がある。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
同一色なのが、何となく、戸棚の蔽に、ふわりと中だるみがしつつも続いて、峠の雪路のように、天井裏まで見上げさせる。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
廻縁の角座敷の十五畳一杯に釣って、四五ヶ所|釣を取ってまだずるり――と中だるみがして、三つ敷いた床の上へ蔽いかかって、縁へ裾が溢れている。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
手繰りながら、斜に、寝転んだ上へ引き/\、頭をめぐらして、此方へ寝返を打つと、糸は左の手首から胸へかゝつて、宙に中だるみ為て、目前へ来たが、最う眠いから何の色とも知らず。
— 泉鏡花 『蠅を憎む記』 青空文庫
あなたの云ふやうな仕事に飽きる氣持ぢやなくて、仕事に慾を持つた時の中だるみだと僕は思ふンです。
— 林芙美子 『濡れた葦』 青空文庫
睫毛の濃い大型の眼、中だるみのない高い鼻、口はといえばこれも大型でしたが、受け口めいておりましたので、色気にかけては充分でした。
— 国枝史郎 『怪しの者』 青空文庫
一降りして又、大|降りにかゝらうとする處が、中だるみに、やゝ坦くなつてゐた。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
一降りして又、大|降りにかゝらうとする所が、中だるみにやゝ坦くなつてゐた。
— ――初稿版―― 『死者の書』 青空文庫
作例 · 標準
プロジェクトが中盤に差し掛かり、少し中だるみ気味だ。
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長期にわたるマラソン練習で、中だるみの時期をどう乗り越えるかが課題だ。
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「試験勉強、中だるみしちゃって全然集中できないよ。」
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標準
becoming slack (of a rope, etc.)
作例 · 標準
綱引きの綱が中だるみして、勢いがなくなってしまった。
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洗濯ロープが重みで中だるみして、服が地面についてしまった。
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旗を吊るしたロープが中だるみしないよう、しっかりと固定した。
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