茜
あかね異読 アカネ
名詞頻度ランク #17346 · 青空 269 例
標準
madder (esp. Japanese madder, Rubia argyi)
文例 · 用例
とかくするうち東の空白み渡りて茜の一抹と共に星の光まばらになり、軒下に車の音しげくなり、時計を見れば既に五時半なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
厚味の雲の奥で、日が茜さしたのか、東の空が一面に古代紫のように燻んだ色になった……富士の鼠色は爛れた……淡赭色の光輝を帯びたが、ほんの瞬く間でもとの沈欝に返って、ひッそりと静まった。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
なお残る茜の空に一むれ過ぎて、また一むれ粉末のまだら。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
夕方になって陽がかなたへ傾くと、富士も丹沢山も一様の影絵を、茜の空に写すのであった。
— 梶井基次郎 『路上』 青空文庫
そして椎茜という言葉を造って下の五におきかえ嬉しい気がしました。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
ゆう日あざやかにぱっと茜さして、眼もあやに躑躅の花、ただ紅の雪の降積めるかと疑わる。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
まず休んで、」 と三足ばかり、路を横へ、茶店の前の、一間ばかり蘆が左右へ分れていた、根が白く濡地が透いて見えて、ぶくぶくと蟹の穴、うたかたのあわれを吹いて、茜がさして、日は未だ高いが虫の声、艪を漕ぐように、ギイ、ギッチョッ、チョ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
が、南天の實の溢れたやうに、ちら/\と其の底に映るのは、雲の茜が、峰裏に夕日の影を投げたのである。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
作例 · 標準
市場分析によると需要が増加している。
企業の成長戦略は多方面に及ぶ。
経済指標は好調な傾向を示している。
取引先との関係構築が重要である。
標準
madder (red color)
作例 · 標準
作品のテーマは人間の本質を問う。
芸術作品は多くの解釈の余地を持つ。
創作活動は心の表現である。
文学は時代を映す鏡となる。