寝首
ねくび
名詞
標準
head of a sleeping person
文例 · 用例
お夏さんは定子になって殺されようという、――まだもっとも、他に暗号も極めてあったんではありますがな、髪を洗って寝首を掻かせた、大時代な活劇でさ。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
それにむごい奴が寝首を掻きおった」 甚五郎はこのことばを聞いて、ふんと鼻から息をもらして軽くうなずいた。
— 森鴎外 『佐橋甚五郎』 青空文庫
ぐずぐずしていれば、おまえの寝首を掻くぞという一種の威嚇に相違ない。
— 岡本綺堂 『女侠伝』 青空文庫
あの戦慄すべきリンチは、季が熟したとなれば祭りの晩を待たずとも、闇に乗じて寝首を掻れる騒ぎも珍らしくはない。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
あの戦慄すべきリンチは、期が熟したとなれば祭の晩を待たずとも、闇に乗じて寝首を掻かれる騒ぎも珍らしくはない。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
「寝首を掻かれねえのが仕合わせだった」と、彼は独りで苦笑いした。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
佐橋甚五郎が小姓だったとき同じ小姓の蜂谷を殺害したそのいきさつも、その償として甲斐の甘利の寝首を掻いた前後のいきさつも、主人である家康の命には決してそむいていないのだが、やりかたに何とも云えぬ冷酷鋭利なところがあって、家康は手放しては使いたくない人物だという危険を感じている。
— 宮本百合子 『鴎外・芥川・菊池の歴史小説』 青空文庫
のみならず鬼が島に生き残った鬼は時々海を渡って来ては、桃太郎の屋形へ火をつけたり、桃太郎の寝首をかこうとした。
— 芥川龍之介 『桃太郎』 青空文庫
作例 · 標準
ぐっすり眠っている彼女の寝首を掻くなんて、そんなことできるはずがない。
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忍者は敵の寝首を掻くのが得意だったという話を聞いた。
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彼はずっと寝首を狙われていると怯えていた。
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