芸界
げいかい
名詞
標準
文例 · 用例
その葬儀の盛大なこと、芸界の敵味方ともにその天分を惜んだこと、近年芸界の語り草でございましょう。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
お艶の病気中、わたしはそれを稽古したし、それから幕末維新の苦難な芸界を経て来たわたしの父親も師匠も、何ぞといえば難事掴得に支払う貨幣として生命を引宛てることを言った。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
ちやうど佐々醒雪氏(後に博士)から手紙が来て、金港堂で、文芸界(?
— 徳田秋聲 『佗しい放浪の旅』 青空文庫
そうしてこの二つの言葉は文芸界専有の術語でその他の方面には全く融通の利かないものであるかのごとく取扱われております。
— 夏目漱石 『文芸と道徳』 青空文庫
近頃そろそろ出来掛かった文芸界のBohemiensが、岡村の交際している待合のお上だの、芸者だのの目に、いかに映じているかと云うことを聞くに過ぎない。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
近頃そろそろ出来掛かった文芸界の 〔Bohe'miens〕 が、岡村の交際している待合のお上だの、芸者だのの目に、いかに映じているかと云うことを聞くに過ぎない。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
現在の文芸界では active に何かしている、重立った諸君は極まっています。
— 森鴎外 『Resignation の説』 青空文庫
その新聞も殆んど全紙面を戦争記事で埋めているので、演芸界の出来事などはよく判らなかった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫