良識ある
りょうしきある
形容詞-語幹
標準
sensible
文例 · 用例
三鷹事件が、多くの良識ある人にとって不明瞭な性質のものとしてうけとられているからと云って、検事が「でっちあげ」ていいというものだろうか。
— ――憲法の規定により国民の名において裁判する――鈴木裁判長 『それに偽りがないならば』 青空文庫
戦争の脅威に対抗して、世界の良識ある人々の間には、周知の如く、平和擁護の声が起っている。
— 豊島与志雄 『ヒロシマの声』 青空文庫
一年間ぐらい太宰を隠しておいて、ヒョイと生きかえらせたら、新聞記者や世の良識ある人々はカンカンと怒るか知れないが、たまにはそんなことが有っても、いゝではないか。
— 坂口安吾 『不良少年とキリスト』 青空文庫
それに貞淑な良家のマダムと対座するのがアナタ一人というのは今日のこの混乱せる時代を背景とし、またこの変テコな雑居族を背景として、良識ある者は放置できないです」「変なことを云うない。
— 坂口安吾 『影のない犯人』 青空文庫
良識ある者は誰でもやれる。
— 坂口安吾 『戦後新人論』 青空文庫
記者との一問一答を読めば、彼が甚だ良識ある人物であることは諾けるのだが、世上の他の良識ある人間は、このような時、新聞にスキャンダルを公表し一門の名誉を損じても、妹の身のためを計るようなことはしないであろう。
— その七 宮様は一級紳士 『安吾人生案内』 青空文庫
しかしながら、同じだけの良識ある人々の他の全ての者がそれを敢て行う筈がないのに、彼だけが敢て行ったという、その異常さの裏には、彼の性格的なものよりも、他に適当な手段を知らぬ切なさ、その立場の哀れさを見てやるべきである。
— その七 宮様は一級紳士 『安吾人生案内』 青空文庫
一席弁じようと心あせったり、世の中を啓蒙しようというような、ウヌボレ屋のヒマ人に、良識あるはずもなく、選者たるの資格もない。
— 坂口安吾 『我が人生観』 青空文庫
作例 · 標準
「良識ある大人なら、公共の場であんなに大声を出すようなことはしないでしょ。」
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議論が紛糾する中、彼女は良識ある意見を述べて場の混乱を鎮めた。
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良識ある市民の協力があってこそ、このボランティア活動は成立している。
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