武運長久
ぶうんちょうきゅう
表現
標準
continued luck in the fortunes of war
文例 · 用例
T君はいまにきつと、立派な小説を書けるやうになるのではないか、と私は樂しく、同時にT君の武運長久を祈つてゐました。
— 太宰治 『このごろ』 青空文庫
鹿島神宮武運長久御守……はっとして、眼頭の熱くなるものがあった。
— 原民喜 『忘れがたみ』 青空文庫
数年前、弟が出征したとき、母は、武運長久の願をかけに、山口からわざわざ琴平詣りをした。
— 宮本百合子 『琴平』 青空文庫
城の広場に召集された城の内外の主だった男達は、一人一人、進み出で、スーラーブの武運長久と、彼等の忠節の誓いを立て、神を召喚して、彼の剣の把手に額をつけた。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
……ああ夜桜はよいものだ」 小声で朗詠を吟じながら、境内まで来た庄三郎は、静かに社殿の前へ行き、合掌して叩頭いたが、「お館の隆盛、身の安泰、武運長久、文運長久」 こう祈って顔を上げて見ると、社殿の縁先|狐格子の前に一人の老人が腰かけていた。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
それから床間にかかった武運長久の掛軸も脱して巻いてしまう。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
戦地にある人々の武運長久を祈るのは、誰しも同じ思いであろうが、そういうことと違って、一層個人的な一層打算的なものの匂いがする。
— 豊島与志雄 『風俗時評』 青空文庫
第二に、五月上旬、門へ打つ守り札を、魚籃の愛染院から奉ったのを見ると、御武運長久|御息災とある可き所に災の字が書いてない。
— 芥川龍之介 『忠義』 青空文庫
作例 · 標準
神社の絵馬に、戦地に赴く夫の武運長久を祈願する妻の切実な願いが書き込まれていた。
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出征兵士を見送る人々は、皆で日の丸の小旗を振りながら武運長久を祈って万歳を三唱した。
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地元の氏神様に参拝し、お守りを買って息子たちの武運長久を静かに祈った。
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