躊躇い
ためらい
名詞動詞-サ変頻度ランク #18707 · 青空 11 例
標準
faltering
文例 · 用例
木之助は店にはいって行って、ちょっと躊躇いながら、いった。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
「きっとお笑いになるだろうと思ってずいぶん躊躇いたしましたが、あんまり気になりますので、思いきっておいでを願いました――じつはわたくし、夢をみました。
— 牧逸馬 『チャアリイは何処にいる』 青空文庫
しかし相変らず躊躇いがちに、衣嚢の中で重い銀器を手探りながら、食卓のところに立ちどまって戸口から隣りの小室の方を覗きこんだが、厚い窓掛がおろしてあって真暗で何も見えなかった。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『空家』 青空文庫
私達はその柵の中へはいろうとしかけながら、誰からともなしに少し躊躇い出していた。
— 堀辰雄 『木の十字架』 青空文庫
もウ棄ててはおかれぬ、そッと隣座敷まで往ッてはいろうか、はいるまいか、と躊躇いながら客座敷の様子を伺うと、娘は面白そうにしきりに何か話していた。
— 矢崎嵯峨の舎 『初恋』 青空文庫
昔気質の人らしく、それに殿よりも少し年上だったりしたので、それまで大ぶお躊躇いなすったらしかったが、やはり何かと行末が心細くお思いなされていた折でもあろうし、そう頼もしそうにもない殿をもお頼みになるより外はなかったのかと思えば、反ってお気の毒なような位であった。
— 堀辰雄 『ほととぎす』 青空文庫
私といたしましては、いくら不利な証拠が出たにしましても、この人のまったくの無罪を信じきっていると申しあげますことに、躊躇いたしません。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
やがて男は名残惜し気に幾度か躊躇いつつも漸くに気を取直し地に落ちた手拭に再び顔をかくして立上ると、女も同じく落ちたる櫛に心付ながら乱れた姿を恥らう色もなく少時寄添い、やがて男が出て行く庭木戸を閉めた後までもなかなかその場を立ち去りかねた様子であった。
— 永井荷風 『散柳窓夕栄』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は一瞬の躊躇いもなく、決断を下した。
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彼の躊躇いが見て取れたのは、提案に対する不安の表れだった。
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「大丈夫、ためらいなんていらないよ」と友人は優しく言った。
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