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鈍い音

にぶいおと
表現名詞
1
標準
dull sound
文例 · 用例
港の方からは潮騒のような鈍い音が流れてきた。
有島武郎 星座 青空文庫
解剖臺からは鋸の音と違つたある鈍い音が又聞こえて來た。
有島武郎 實驗室 青空文庫
一つの鈍い音と一しよに不規則に積んであつた机の上の洋書が一冊、すべりおちた。
平出修 公判 青空文庫
前からある時計もチクチク鈍い音で時を刻むで、以前は無かツた月琴の三挺も壁にかゝツてゐた。
三島霜川 昔の女 青空文庫
ああこの影を曳く景色のなかでわたしの靈魂はむずがゆい恐怖をつかむそれは港からきた船のやうに 遠く亡靈のゐる島島を渡つてきたそれは風でもない 雨でもないそのすべては愛欲のなやみにまつはる暗い恐れださうして蛇つかひの吹く鈍い音色にわたしのくづれてゆく影がさびしく泣いた。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
さうして蛇つかひの吹く鈍い音色にわたしのくづれてゆく影がさびしく泣いた。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
さらに一弾は船腹に命中し、鈍い音をたてて炸裂し、ぐらりと船は傾いて、もはや窮した。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
それと共に、明らかにピシャリと平手打の音が、そして次に銃が砂の上に倒れるらしい音と、更にまた激しく身体を突いたような鈍い音が二三度、それに続いて聞えた。
中島敦 虎狩 青空文庫
作例 · 標準
遠くから地響きのような**鈍い音**が聞こえてきた。
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ドアが閉まる**鈍い音**に、彼女は思わず耳を澄ませた。
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何かが崩れるような、**鈍い音**が続いた。
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