水喧嘩
みずげんか
名詞
標準
dispute over the distribution of water into paddies during the summer (in rural areas)
文例 · 用例
田植時の水喧嘩、秣刈場の境界争ひ、豊年祭の世話役、面倒臭がりながらも顔を売つてゐた。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
緑屋の飲料水の問題は、その日の夕方から雨になったので、一切の水喧嘩の例に洩れずあっさり解決がついた。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
水喧嘩は時々ありますが、空気喧嘩をしてなぐり合ったということは、まず無いのです。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
以上がまず目星しいところで、その他、傷害沙汰、空巣ねらい、土地争い水喧嘩、追剥ぎ放火をはじめ、交通事故、教員の酒乱、主食の闇売などを含めれば、大小なに事か駐在所に持ち込まれない日は一日もないという状態である。
— 岸田國士 『この握りめし』 青空文庫
或はまた、田植えの頃に水喧嘩があって、一人の農夫が怪我をして寝ていると、夜の間に小僧さんが来て、その男の田に水を入れている。
— 柳田國男 『日本の伝説』 青空文庫
それに、水喧嘩のお裁きやら、枯れ田の百姓衆を励まされるやら、折には、夜に入ってのお帰りもめずらしくはございませぬ」「や、それは困った」 正季は、ここの涼やかな書院に、汗をわすれて落着くでもなく、はたと当惑顔になる。
— みなかみ帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
昔は夏になると、水田への水喧嘩が頻繁に起こったものだ。
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村人たちは水喧嘩を避けるため、水利組合を作って協力し合った。
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水喧嘩は地域の歴史を物語る、古い習わしだった。
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