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当所

とうしょ
名詞
1
標準
this place
文例 · 用例
」 と身忙しそうに片膝立てて、当所なく※しながら、「音は同じだが音が違う……女房さん、どれが、どんな顔の按摩だね。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
当所もなく室の一方を見詰めたるまま、黙然として物思えり。
泉鏡花 琵琶伝 青空文庫
勢いを倍加して一散に当所もなく走り出した。
――二つの連作―― 青空文庫
……七歳ばかりの男の子を連れた、五十近い親仁で、加賀の金石の港から、その日漁船の便で、海上十六七里――当所まで。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
手前ことはね、おい、御当所日本橋は人形町通よ、赤煉瓦の学校裏、紋床に役介になっている下剃の愛吉てえ、しがねえものよ。
泉鏡花 三枚続 青空文庫
こりゃあ確かに本物だ」 神仏|混淆の時代であるから、この八幡の別当所は大宮寺という寺であった。
正雪の絵馬 半七捕物帳 青空文庫
半七は別当所へ行って、自分たちの身分を明かして、かの絵馬について聞き合わせると、寺僧らもおどろいて出て来た。
正雪の絵馬 半七捕物帳 青空文庫
彼方此方に差向くる筒の当所も無かりければ、偶ま唐楪葉のいと近きが鏡面に入り来て一面に蔓りぬ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
作例 · 標準
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