黒皮
くろかわ異読 クロカワ
名詞
標準
Indo-Pacific blue marlin (Makaira mazara)
文例 · 用例
黒皮の表裝で中には相島が自分で描いた※畫が入れてあつて、詩や文には赤青の線が引散らしてある。
— 有島武郎 『半日』 青空文庫
」 私は立って黒皮のケースを取り出して来る。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
その日に限って、黒皮|縅の冑を着て、南蛮鉄の兜をかぶっていた中村新兵衛は、会心の微笑を含みながら、猩々緋の武者のはなばなしい武者ぶりをながめていた。
— 菊池寛 『形』 青空文庫
そのうえに彼らは猩々緋の『鎗中村』に突きみだされたうらみを、この黒皮縅の武者の上に復讐せんとして、たけり立っていた。
— 菊池寛 『形』 青空文庫
祖父の書架を飾った古い蘭書の黒皮表紙や廣重や北齋乃至草艸紙の見かへしの澁い手觸り、黄表紙、雨月物語、その他樣々の稗史、物語、探偵奇談、佛蘭西革命小説、經國美談、三國志、西遊記等の珍書は羅曼的な兒童の燃えたつ憧憬の情を嗾かして遂にはかの嚴格なる禁斷を犯かさしむるに到つた。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
祖父の書架を飾つた古い蘭書の黒皮表紙や廣重や北齋乃至草艸紙の見かへしの澁い手觸り、黄表紙、雨月物語、その他樣々の稗史、物語、探偵奇談、佛蘭西革命小説、經國美談、三國志、西遊記等の珍書は羅曼的な兒童の燃えたつ憧憬の情を嗾かして遂にはかの嚴格なる禁斷を犯かさしむるに到つた。
— 抒情小曲集 『思ひ出』 青空文庫
また行けばいいが……然し」 彼は、今までさよに見えなかった一つの紙包みを黒皮のポートフォリオのかげから出した。
— 宮本百合子 『心の河』 青空文庫
壁際の黒皮ばり長椅子に二十歳のターニャが脚をひろげてかけて居る。
— 宮本百合子 『無題(七)』 青空文庫
作例 · 標準
黒皮は、マグロやカツオの表面に近い部分を指すことがある。
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釣った魚の黒皮の部分は、特に脂が乗っていて美味しい。
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この魚の黒皮は、少し炙ると香ばしさが増す。
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