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馬頭観音

ばとうかんのん
名詞
1
標準
Hayagriva (manifestation of Avalokitesvara with an ornament in the shape of a horse's head)
文例 · 用例
土橋から少し離れて馬頭観音が有り無しの陽炎の中に立っている、里の子のわざくれだろう、蓮華草の小束がそこに抛り出されている。
幸田露伴 野道 青空文庫
私はまた、日本の田舎の町辻にある涎掛けをかけた石の地蔵とか、柳の落葉をかぶっている馬頭観音とかいうものの姿が、直ぐ其処らにでも見当るような親しさで、胸に思い出して居た。
岡本かの子 褐色の求道 青空文庫
その追分には馬頭観音が立っているんですがね、いつか行って見た時には、まだ早春で枯草の中にぺんぺん草の花が咲いていましたよ。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
私はどうも思はしい思案も浮ばなかつたので、普段でも着慣れてゐるアメリカ・インデイアンのトウテム模様を織出したガウンを羽織り、特に鳥の羽根を飾つた酋長用のモンクス・フード(とりかぶと)を翻して、水車小屋のドリアンに打ち乗つて、出発点と定められた村境ひの馬頭観音の前に駆けつけました。
牧野信一 馬上の春 青空文庫
本邦でも秀吉の馬塚(『摂陽群談』九)、吉宗の馬像(『甲子夜話』五一)、その他例多く、馬頭観音として祀ったのも少なからぬ。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
惟うに馬頭観音が明王観音両部に属し、あるいは温和あるいは大忿怒形を現わすは、半ばは馬が人を助くる善性、半ばはこれら馬鬼の悪性を取って建立された半菩薩半鬼王だからだろう。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
眼の先などは好くは見えないので、時々立ち止つては方角を定めながら、馬頭観音の裏手から橋の袂に現れた時であつた。
牧野信一 鬼の門 青空文庫
加けに村境ひの馬頭観音の前に、風もないのに吹雪男が現れたといふ噂ではないか。
牧野信一 鬼の門 青空文庫
作例 · 標準
馬頭観音は、六観音の一つで畜生道を救うとされている。
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この寺には、馬頭観音を本尊とするお堂がある。
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馬頭観音の像は、怒りの表情をしていることが多い。
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ウィキペディア

馬頭観音 は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。観音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、いわゆる「六観音」の一尊にも数えられている。観音としては珍しい忿怒の姿をとる。

出典: 馬頭観音 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0