怠らずに
おこたらずに
副詞
標準
carefully
文例 · 用例
政元の魔法は成就したか否か知らず、永い月日を倦まず怠らずに、今日も如法に本尊を安置し、法壇を厳飾し、先ず一身の垢を去り穢を除かんとして浴室に入った。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
本気になって相手をさがせと厳しく云われたので、その後も怠らずに毎晩出あるいているが、月夜のつづくせいか、この頃はちっとも出逢わないで困っている」「それは御苦労さまでございます。
— 槍突き 『半七捕物帳』 青空文庫
專念に道を求めて、萬事を抛つこともあれば、日々の務は怠らずに、斷えず道に志してゐることもある。
— 森鴎外 『寒山拾得』 青空文庫
座頭は朝から夕まで渡し場へ出て、倦まず怠らずに野村彦右衛門の名を呼びつづけていた。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
彼はそれから一室に閉じ籠って毎日怠らずに経を呼んでいると、三年の後に腫物はおのずから癒えた。
— 続夷堅志・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
旅から帰ってからの鶴さんに、始終こってり作の顔容を見せることを怠らずにいたお島の鏡台には、何の考慮もなしに自暴に費さるる化粧品の瓶が、不断に取出されてあった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
絶えずそう思っては注意していますけれども、今のところでは別にそんな感情は少しもまじっていないようですけれど、その反省だけは怠らずに続けています。
— 女房に与えて彼女に対する一情婦の心情を語る文 『男女関係について』 青空文庫
君は、自分が僕の愛を一番多く持っているということに、自分の安心があるのではないかということを、絶えず怠らずに反省している、と言う。
— 女房に与えて彼女に対する一情婦の心情を語る文 『男女関係について』 青空文庫
作例 · 標準
例句